黄昏のエノコロ草

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時々、散歩にカメラを持って行きます。
周囲の住民のみなさんに怪しまれない程度に、風景にレンズを向けるのが好きです。

夕焼け空を背にして佇む1本の草。
「君の名は?」
「エノコ」

少し前までは、この空き地にエノコロ草(通称ネコジャラシ)が茂っていました。
フサフサした穂が夕風に揺らいで、ユ~ラユラ・・・ユ~ラユラ・・・。

でも、すっかり刈り取られたようで、今日は たったの1本だけ。
・・・しかも黄昏時。

エノコロさん、おまえさん1本だけ生き延びて何思う?
刈り取られた仲間たちは、まだ その空き地に散らばったまま、日々生気を失っていく。

ふと実家の父を思い出しました。

私の記憶の中の父は、ゴルフと麻雀が大好きで、週末、家にいた記憶がありません。
「私って週末寡婦」と、母は嘆いていたものです

つい数年前までは、相変わらずゴルフと麻雀のそれぞれの仲間が元気で、父も元気でした。
でも、一人一人・・・と、体調を崩したり他界なさったり。
「櫛の歯を折るように」というのは、実に このようなことなのかと思いました。

仲間の中には半世紀に渡るお付き合いの方もいたそうで、父自身も体調が優れず、すっかり気が沈んでしまったようです。

いつもと違うメンバーとでは、ゴルフをしても麻雀をしても楽しめないらしく、「お父さん、このままじゃ引き籠っちゃうね」と、心配していたら、有難いことに、古い友達からのお誘いで、今では囲碁を少し楽しんでいるとか。
よかった、よかった。

父は仲間たちとワイワイ過ごすのが好きでした。
(一方、母は一人でリュックを背負ってハイキングに出かけるのが好きです。)
歳を取ると新しい仲間に交わるのが難しくなると思います。
(私自身も、そう感じています。)


教訓①: 大好きな友達に会える時には、思いっきり会っておこう。
      私も3年前に20年来の友達(悪友?)を事故で失いました。
      本音を言って本気で「あんたって、ホント、ヤな奴」とお互い言って電話を切ったこと数えきず・・・でも、忘れた頃に、また電話をくれて・・・。
      そう、会いたい人には(しつこいと思われない程度に)会おう。
      会いたい時に会えなくなる日は突然来ます。
      先週、彼女の誕生日で、彼女のお母さんがお作りになったHPにアクセスしました。
      そこには、私と撮った写真がまだ載っていました。

教訓②: 歳をとっても一人でも楽しめる趣味を持とう。
      仲間と一緒にする楽しみは格別。でも、一人でもできる楽しみを持たないと、いつかは・・・です。

以上、本日は少々寂しい気分になったKOOでした。
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by BakingEveryDayTM5 | 2012-08-09 20:04 | いろいろ | Comments(2)
Commented by Haruka at 2012-08-09 21:17 x
この記事を読んでふと思いました。
年下の友達をたくさん作っておこうとw
Commented by Kimmy at 2012-08-11 00:00 x
KOOさん 
平凡な日々が幸せと感じる今日このごろ・・・。
こんな私ですが末永く宜しくお願いいたします。
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