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BOTTLES

以前、私が赤い実に惹かれるということを書いたことがありますが、他にもいくつか惹かれるものがあります。
それは、ガラスの瓶と、そのラベルです。
私を御存知の方々には想像しがたいことだと思いますが、実はそうなんです。

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素敵なラベルのほっそりした瓶には、蜂蜜色したハーブのシロップが入っていました。
ソーダ水で割って飲むと、美味しかったです。
2か月ほど前に、遊びに来てくださった方のお土産、嬉しいいただき物でした。
飲み終わっても、キッチンカウンターの上に飾ってあります。
朝、カーテンを開けた時に瓶に光が当たって、きれいです。

もう一方のどっしりした寸胴の瓶は、知り合いがくれたもので、ピクルスが入っていました。
その人は去年の震災前まで、つくばで仕事をしていましたが、残念ながらその後は故郷にもどってしまいました。
(非常にユニークな御夫婦で、いつか彼らについての話が出てくると思います。)

さて、ガラスの瓶に惹かれると言っても、どんな瓶にでも・・・というわけではありません。
『焼き肉黄金のたれ』のラベルには、購買意欲と食欲をそそられますが、さすがに残しておこうとは思いません。
アルコール飲料系スタイルのボトルで、光に透かすと鈍い色に光るものがいいんです。

それと、ラベルのデザイン!
ラベルのデザインは商品の名刺代わりですから、素敵であるべきです。

蛙の子は蛙・・・確かに親譲りな部分が多々あることを最近感じています。
…と申しますのは、父もラベルやパッケージ、看板のデザインに興味を持っていたからです。

実家の父は若かった頃、看板屋になりたかったそうです。
でも家業の鉄工所の手伝いがあって、看板屋は諦めたものの、趣味でレタリングなどを勉強していたのを覚えています。

私の子供のころの夢は、ピアニストになることか、漫画家になることでしたが、いずれも無理だと幼いながらに悟りました。
その後は、外国映画とTVドラマに感化されて、語学系に憧れを持ち・・・でも、やはり・・・を繰り返し、結局は、「将来的に食べていける道」=芸術系でない=語学系を選びました。
超現実的な女子高生でした。

私の妹も語学系に進みましたが、やはり親譲りなものが黙っていなかったのでしょうか、数年前からホームページや招待状のデザイン、ロゴ作成などの仕事を自分で始めたそうです。

小さい時から好きなことは、きっと先天的に好きなことで、ずっと変えられないものです。
だから娘に、好きなことを仕事にできるよう進路を考えなさいと、言います。
実に難しいです。
だって、まだ17歳ですから。
いやいや、もう17歳!と言わなければね、自覚を持ってもらわなければいけませんからね。

ガラス瓶の話から、とりとめなく随分逸れてしまいましたが、もう1度ラベルを見てください。
ラベルのデザイナーさんの気持ちをつい考えてしまいます。
自分のデザインが取り上げられ、商品化されて 「これ、素敵ね」と言ってもらえることを想像すると、本当に嬉しかったでしょうね。
・・・そう思うと、ますます手放せないんです!
by BakingEveryDayTM5 | 2012-08-27 17:39 | いろいろ
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