甘酸っぱいドライ・アプリコットをキルシュに浸し、それをたっぷり入れたパウンドケーキです
粉は薄力粉ではなく、強力粉とコーンスターチ
コーンスターチのため食感が少しやわらかく、もろいんです
さらに焼きあがったケーキにポンシュを打って、アプリコットのジャムを塗り、最後にアプリコットの香りのするグラス(溶かした砂糖)をかけて出来上がり
甘いグラスがサクッと割れて、中の甘酸っぱく まだ少ししっかりした食感の残るドライ・アプリコット、そして しっとりしたケーキとのコントラストがいいです
うん、我ながら良い出来です
ただ、残念なことに、グラスが溶けてくるので、日持ちはしません
グラスをかけなければ、日持ちしますが、それでは美味しさ半減です
やはり、美味しいものは賞味期限が短いのです
パウンドの中の杏の温かい色を見ていて頭の中に流れてきたのは、今からもう20年近く前に流行ったユーミンの「春よ こい」
年末にユーミンのCDをレンタルしました
ユーミンの曲を聞くのは25年ぶり?本当に久しぶりで良かった~
「私が売れなくなることなんて銀行が潰れるくらいに有り得ない」等々、ユーミン語録がありますが、実際それが当たらずとも遠からず・・・現実化しているようですね
デビュー40周年のユーミン、『日本の恋とユーミンと』が発売されて、私の年代の人が買っているそうですが、確かに、80年代を青春時代として過ごしてきた者にとっては懐かしい曲ばかりでした
春よ 遠い春よ・・・
1月行く 2月逃げる 3月去る と申しますが、毎年この3か月、その早いことと言ったら・・・
寒くても、コブシや桜は、杏のように明るいお日様が楽しめる春を待ちながら、すでに日々準備を進めていっています
今朝の空の散歩に出かけて その陽ざしが少し春っぽくなっているような感じがしました
本当の暖かい春を思いながら、杏のパウンドで さて朝の一服・・・