重厚さの中に心休まるラムレーズンのクリームとビスキュイ

タイへ行く前に作って、まだUPしていなかったお菓子の記事がありました
記憶の彼方に消えてしまわないうちに御紹介します
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『重厚さの中の心休まるラムレーズンのクリームとビスキュイ』という長―い名前のケーキです
材料の約60%がラムレーズンという(すでにここで味の濃さが分かりますね)ビスキュイ生地にラム酒たっぷりのポンシュを打ち、ラム酒とラムレーズンをふんだんに入れたバタームースを挟み、外側すべてをこのバタームースで覆います
仕上げにジュレをかけますが、コーンスターチを使うジュレで、いつものジャムベースを使ったものとは舌触りが違います
ここでもラムレーズンのつけ汁が使われ、水1に対して1.5の割合で加えられています

イルプルーで習った時の強烈なラムレーズンの力強さに圧倒された記憶が忘れられません
私のようにラム好きには満足なお菓子ですが、そうでなければキツイお菓子です

今回、イルプルーで習うラムレーズンではなく、もう少しラムの味を抑えたラムレーズンを使用しましたところ、あの印象とは程遠くなり、私的にはやはり失敗だったなぁ・・・と反省
しかし、試食していただいた方々からは、このぐらいで充分ラムを感じて、食べやすいのではないかという感想もいただきました
『重厚さ・・・』という名前の通りの出来栄えにするには、やはりラムの力強さとバターの深い風味が必要ですが、この魅力となるべきラムの強さのため敬遠される理由になるのも正直なところで・・・個人の嗜好に合わせた強さのラムレーズンに調節するのが一番の解決策かもしれません

ところで、このケーキは、イメージとしてはどの季節なのだろうか、と考えました
これを作った時には、秋から冬がそのイメージに合うだろうと思いましたが、今日 桜がはらはら散る下を通った時、このお菓子の持つ鎮魂的重厚さが妙にこの季節に重なることに気が付きました

先週の帰省時に会った90になる義母、急に弱くなってきている80を超した実家の父と母
「滅多な事を言うものじゃないよ・・・縁起でもない!」と、この3人の親たちに叱られそうですが、あと何回桜の季節に会いに戻れるのだろうかと、本当にそういう気持ちになりました
義母も実家の両親も強烈な個性の持ち主 ますますこのラムレーズンのお菓子の深い味わいに重なるイメージがあり、桜が少しずつ過ぎていく様もまた同じで

私もあと30年後には娘に同じように思われるのでしょうか
いやいや、あの娘のことですから、桜の終わる様子と私が老いていく様子を重ねるようなことはないでしょう
「母ちゃん、死ぬのを忘れるほどボケちゃったの?」とは言うでしょうけど・・・
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by BakingEveryDayTM5 | 2014-04-08 22:54 | Cake | Comments(0)
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