2017年 03月 18日 ( 1 )

八角香るパッションとチョコレートのケーキ『不倫の味の1つ』

昨日、府中の先生のお教室で教えていただいたケーキの写真を撮りました
見た目、とても平凡ですが、そのネーミングは平凡ではありません
『不倫の味の1つ』といいます
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底生地はココナッツのフォンド・マカロン、その上クレーム・シャンティ・ショコラとパッションのムースをのせ、パッションのジュレをかけて仕上げます

もう少し詳しく書きますと、クレームシャンティショコラはまず八角のに出して作ったシロップでパータボンブを作り、そこにアニスのお酒(リカール)加えておきます
ミルで挽いた八角のパウダーを生クリームに混ぜ、アメリカオとスーパーゲアキル2種類のチョコを混ぜて作ります

パッションのムースは、バタームースです
ポマード状にしたバターに卵黄、パンション・ピューレとパッションリキュール、マール酒、ホワイトラムJB,バニラエッセンスを分離しないように加えておき、パッションのムラング・イタリエンヌを合わせてバタームースを作ります
仕上げのジュレにも同様のお酒類を加えます

弓田先生のパッションのお菓子にはキングストンのパッション・リキュールとホワイトラムJBは必ず入ります
このツンとくるJBにマールも加えてもう少し香りが複雑になります
さらにエキゾチックな八角の甘い香り、これまた甘い香りのココナッツのシャリシャリする食感もふっとするとても複雑な余韻が残るケーキです

だから『不倫の味の1つ』という名前なのでしょうか

なぜこのような名前に至ったのかは、このお菓子が載っている先生の本を残念ながら読んでおりませんので存じません  
勉強不足です
(イル・プルー出版部のブログでこのお菓子を検索すると面白い生地が載っていますよん♪)

もしや、パッション・フルーツ Passion=情熱?  
八角=発覚 をかけていらっしゃる?
・・・と、私はつい言葉遊びを考えてしまいます

エキゾチックなフルーツのパッションは御存じの通り酸味が強く、でもわずかな甘みが魅力的に口の中に残ります
同じ南国系フルーツながら、マンゴーやバナナのように媚びるような甘さがなく、刺激的です
八角の香りは東洋的で少し艶っぽい香りで、結構な量をお菓子に使うので、いったいどれほどの香りが残るのだろうかと思っていましたが、ケーキが口の中で溶け、まずパッションの甘酸っぱさとJBの香り、その次にこの八角の香りが口の中に広がり、最後にココナッツの甘ったるさとシャリ感があります
人をはねのけるような酸味ながら魅力的なパッションと秘めたように漂う甘い八角が『不倫』という言葉のイメージなのかもしれません

・・・で、チョコレートの存在はどうなっているのかと申しますと、パッションとのバランスを保つ感じでしょうか

ちなみにチョコレートは中国語で「巧克利(チャオ・クー・リー)」と書きます
音をベースに作った外来系単語ですから、日本人が考えるように「ほほぅ、巧みに利用して克服する(乗り越える)ってことか」と考えて当てはめた漢字ではないと思いますが、このお菓子の名前を説明するのによいかもしれません (ФωФ)フフフ・・・

いや~、それにしても、お店でこのお菓子を販売するときには、このままの名前を付けて出すのでしょうか
この名前を目になさったお客様方の表情は各々の背景によって異なることでしょう

久しぶりに美味しい生菓子を食べた気分です
それで、感想もつい長くなってしまいました
本当に「美味しかった」と、そう感じます
最近、生菓子1切れ(2.5cm×7cm×高さ5cm)でも多くて残したくなることが多いのですが(特にイルプルでの試食のケーキはジャンボですから食べきれないことがあります)、今日はこのブログを書きながらぺろりと1切れ食べられました
食べるより作る方が楽しく嬉しい(*^-^*)

では、本日より春のお彼岸三連休
皆様、楽しい週末をお過ごしください

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by BakingEveryDayTM5 | 2017-03-18 15:51 | Cake | Comments(0)