金塊の形をしたフィナンシェ。
この名前の由来からして、フィナンシエといえば、まずこの形を思い浮かべます。
最近ではスリムで長いものもあり、おしゃれに見えます。
(お菓子もスリムな方がスタイリッシュに見えるんですね・・・)
今日のフィナンシェは少し深型を使ったプレーンなもの。
深型の方が、焼き立ての時、外のサクッとしてバターの香ばしさと、内側のふっくらした味わいの違いが際立って断然美味しいです。
関西出身の私にとってフィナンシェといえば、アンリ・シャルパンティエ。
1975年ぐらいに、神戸のアンリ・シャルパンティエがフィナンシェを発売。
当時の私(中学生)にとっては、新しい味でした。
アンリのこの商品は何度も改良を重ねて発売され続けている商品ですが、歳を取ったせいか何だか油濃く感じます。
それと、独特の旨味だったはずのものと香りが、少し苦手なものになりました。
(娘は好きらしく、母が時々大箱で送ってくれるので、贅沢にも学校へおやつに持って行っています)
でも、なんだかんだ言っても、たまに食べると懐かしいものです。
私のフィナンシェはもちろんアンリ・アンリシャルパンティエのような派手な(?)装いも無く、味もシンプル。
でも、材料には気を付けています。
たくさん出来たから、御近所さんにおすそ分け。
フィナンシェのインゴット型を片付けながら、「ああ、このインゴット型が本物のINGOT(金塊)だったらなぁ・・・」って。
・・・・錬金術師にあらねば。