空と歩く散歩道
毎日同じ風景だけど、毎日何かしらハッと見つけます。
クヌギの実
ドングリは面長で、帽子がツルッと丸くて、ベレー帽をかぶっているよう
クヌギは丸顔で、帽子がエスキモーの毛皮が縁についているよう
娘が小さかった時(まだ幼稚園に入る前)、よく公園を散歩していました。
つくばは幸い公園が多くて、子供が外で楽しめる場所がたくさんあります。
ある秋の日、娘がこのクヌギをたくさん拾って自分の小さいリュックに入れました。
そこまでは良かったんです
悪夢は翌日起こりました
娘が公園で拾ってきたクヌギで遊ぼうと、小さいリュックを開けた途端、大絶叫!
何事かと驚いて、カバンの中を見ると、そこには白くて細い生き物が蠢いているではありませんか。
そうです、クヌギの中から幼虫が出てきたんですね。
恐らく同じ経験をお持ちのお母様方がいらっしゃることでしょう。
面白いことに、絶叫しながらもカバンのチャックを冷静に閉めているではありませんか。
わずか3歳の子供にしては、随分良い判断をしたものです。
開けておいたら、中から出てくるわけですから。
普通だったら、絶叫しながらカバンを放り投げてしまうと思うのですが・・・・
それ以来でしょうか、娘は蝉や蜻蛉は平気に触れても、足と羽がない長細い生き物が嫌いなようです。
蛇や毛虫がそうなのは分かりますが、鰻や鱧まで・・・とは残念です。
以上、小さい秋の実を見ると思いだす話でした。