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卒業式とお雛様

卒業式とお雛様_b0254207_1519747.jpg今日は3月3日 お雛様
そして、娘の卒業式

娘は6年前の春 この学校に入学して
良いお友達に会えて 
勉強は最後まで嫌いだったけど
楽しかったのは確かです

学校へ行く前の空の散歩
制服姿で行くのも今朝で最後
後姿を思わず記念撮影

主人と卒業式へ行きました
精勤賞をもらった娘はご機嫌
「蛍の光」も「仰げば尊し」も歌わない現代的(?)な御式でした

谷川俊太郎氏作詞の校歌の中に
「聞くべきことに心を開く」
「ことばは行き交う国境を越えて・・・」
「自分で自分をの力をさぐり ゆたかな世界に分け入る勇気」・・・こういう節があります
今日は入学時に聞いたものとは違う現実的で願いのようなものを一層強く感じました

式の後、各クラスで最後のHR
みんな盛り上がって、若い男の先生も泣いて・・・良いクラスで最後の1年を過ごせたようだと確信しました

ところで、卒業式といえば、いつもの楽ちんスタイルでは出席できません
ここ数年全くきちんとしたウエストベルトの入っているスカートをなどはいていなかった私は、すっかりウエストラインを失い、苦しい半日を過ごしました
スカートのボタンさんは、よく耐えてくれました
感謝状を差し上げたいくらいです

午前中に式を終えて、いったん家に戻ってきてスカートを脱いだら、OH~解放感!
午後の謝恩会まで、休憩です
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卒業式とお雛様_b0254207_15204533.jpg桜餅を作って、お雛様に御供え
空も女の子だから、ミニ桜餅を1つどうぞ
関西人は やはり何と言っても『道明寺』の桜餅でなくちゃ

道明寺粉を「半殺し」と呼ぶそうですが、間違えて覚えた私がいつぞや「この辺では、道明寺粉を『生殺し』と、呼ぶんだそうですね~」と言って大ヒンシュク買ったことがありました
「・・・関西から来た人は、勘違いの仕方も恐ろしい」と、笑われてしまいました~

笑い事ではありません

我が家お雛様は、私の母方の祖父が買ってくれたものです
いいお顔のお雛様です

我が家の娘には、彼女自身のために買った雛人形がありません
実家の両親が「狭い日本の家に女の人数分の雛人形は置けないけど、代わりの人形が必要か」と聞いた時、即「要らない」と私が答えたからです

私のお雛様は娘に譲りました
これを持っていたら、娘が祖父に守ってもらえるような気が・・・不思議とします

祖父は私が3歳ぐらいの時に亡くなりました
夜遅くに、大阪大学の病院から危篤の知らせを受け、母に連れられ行ったことを覚えています
寒くて、黄色っぽい蛍光灯が暗い廊下を行くと、透明ビニールをかけられて鼻にチューブを入れた祖父がベッドに乗せられて別の病室に移動していくところでした
ビニールの下にぼんやり見える祖父の顔が、寒さと眠さで更にかすんでいった記憶が今もはっきり残っています

卒業式とお雛様_b0254207_15254837.jpg

人形には念が入ると言います
少し気持ちが悪い話ですが、確かにそう感じます
おそらくは、母方の祖父と祖母の何かがあるように思われます
だから毎年、片付ける時は寂しくて仕方なく、時に自然と泣けてくることもあります

さてさて~!謝恩会に行く時間が近づいてきました
スカートさん、もうひと踏ん張り よろしくお願いいたします
by BakingEveryDayTM5 | 2013-03-03 15:37 | 和風Sweets
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